【東京都】東京都水道局旧水根貨物線(小河内線)

11月11日(日)、長男とともに、奥多摩湖の紅葉と周辺の廃線跡を撮影に行ってきました。

本日のスタート地点はJR青梅線の終着駅・奥多摩駅です。

奥多摩湖はダム湖。そのダムの建設資材を運ぶために、この奥多摩駅から小河内ダム前の水根貨物駅まで敷設されたのが東京都水道局の水根貨物線(小河内線)です。

1974年の地図と見比べてみます。
右上の「大氷川」と「栃久保」の文字の間にあるのが奥多摩駅の市街。ここから右下にある小川内ダムのところまで、1974年の地図にだけ点線が続いているのがわかります。こちらが廃線跡になります。廃線跡に沿って流れているのは多摩川です。

結論を言えば、全線にわたり線路、トンネル、橋梁など、数多くの遺構が現存する、大変見どころのある廃線跡。残念ながらすべてを見て回る時間はありませんので、ポイントを絞って巡ることにします。

まずは奥多摩駅周辺の大ループ。
オープンマップで確認します。画面右の奥多摩駅の線路の端を「氷川」の文字の方へ伸ばすと、廃線跡を示す点線が「氷川国際ます釣場」の上をループし、橋を渡ってトンネルに入っているのが分かります。廃線跡は画面中央の都道204号線のマークの左下で再び姿を現し、「元巣の森のスギ」のそばの小さな橋を越えて南下していきます。

同じところからみた航空写真。


測量図で見るともう少し詳しく分かります。画面右下、奥多摩駅の2本の線路が見えますが、その先の工場の中を貫き、大ループへとつながっている廃線跡が見えます。

青梅線はここ奥多摩駅が終着ですが・・・

その先は奥多摩工業さんの工場。「ハウルの動く城」を思い出しました。

河原から見上げる工場は圧巻です。

その北側(画面では左)には、工場の中を通り抜け、山の斜面に伸びる高架の廃線跡が生えてます。


目を凝らすと枕木が残っているのも確認できます。


廃線跡は氷川国際ます釣場の向こうを大きくカーブしながら高度を上げ、その先には・・・

この路線の主役、廃線跡とはとても思えない、美しいアーチ橋がかかっていました!

アーチ橋「日原川橋梁」を渡った先はトンネル。その上を通る都道へ移動してのぞき込んでみると、うっそうと茂った木々の隙間から、線路が残っているのも確認できます。

少し移動して、次の確認ポイント、「元巣の森のスギ」へ向かいます。この橋の近くから、現在はハイキングコース「奥多摩むかし道」となっている廃線跡に入ることができます。写真正面が「元巣の森のスギ」です。
この橋は「第二氷川橋梁」といいます。

第二氷川橋梁の上から奥多摩方面を撮影。バラストのあるところとないところが規則正しく並んでいます。どうやら枕木の跡のようです。
振り返って奥多摩湖(水根)方面。よく見ると線路が残っているのが分かります。
この先には「第三氷川トンネル」・・・があるはずですが、クルマに戻ってワープ。

Google Earthで確認。右の赤いラインは今探索した元巣の森のスギ周辺。ここからクルマで山の中の道を越えて未舗装の林道(黄色のライン部分)を下り、左の赤いライン(第三氷川橋梁から第三氷川トンネルまで)を探索しに行きます。

なんだか探検らしくなってきた!

おおっ!

紅葉がきれいな祠の近くに少しスペースがあるのでここにクルマを停め、散策再開。
第四氷川トンネルの出口。その上は散策路になっています。
トンネルを出た線路はすぐに第三氷川橋梁を越え、奥多摩方面へ続きます。
トンネルの上を北上した散策路(「むかし道」の名称で整備された旧青梅街道)も谷を回って再び廃線跡に寄り添い、平行して奥多摩駅方面に向かいます。散策路からは眼下に遺された線路が鈍く輝いているのが見られます。
やがて廃線跡は下ってきた旧青梅街道とクロスします。この写真はそのクロス地点から西方向、先ほどの第三氷川橋梁方面を撮ったものです。
反対側に目を向けると、トンネルの入り口が見えていました。第三氷川トンネルです。
線路はカーブしながらトンネルに突入。
短いトンネルなのですぐに抜けられます。
銘板も残っていました。
トンネルを出たところでサルに遭遇。うちの長男じゃありません(笑)。
線路はこの先自然に帰りつつ元巣の森のスギへ続いています。
この周辺の散策はここまで。来た道を引き返しクルマに戻ります。


この後はクルマで一気に奥多摩湖のダムまでワープ!
・・・て、これが多摩川?ほっそー(笑)。

ダムの前にある滝のり沢バス停の広場にクルマを停め、しばし紅葉撮影。
同じアングルで撮っているバイクのお二人の向こうに見えるのが第一水根橋梁。
バス停の裏の坂道から階段を上ると廃線跡の路面に出られます。
奥多摩駅方面。すぐに中山トンネルに入ります。
振り返って奥多摩湖方面。この先はまもなく終点です。左の奥に小河内ダムとそこから流れ出す多摩川が見えています。
そして終点・水根貨物駅跡。

 なーんにも残ってません(笑)。
本日はここまで!

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