2021/05/08

AT-トランスファー間のプロペラシャフト交換

長年悩まされてきた足回りからの異音。

症状としては、1速や2速で減速する際にカンカンカン」という打撃音が鳴り響く(実際の音はこちら→CLICK NOISE WHEN PEDAL OFF 0:12-)というもので、何か引っかかるような感覚のジャダーもありました。また高速走行中も「チキチキ」という、ママチャリのチェーンがチェーンガードに接触しているような音も出ていました。なかなか原因が分からず、ドラックリンクやステアリングダンパーも交換してみましたがおさまりません。

先日関西に帰省したあたりから症状が激しくなり、ショップでもようやく再現に成功。その場でリフトに上げて触診してもらい、とうとう原因が判明しました。

犯人はコレ。

取り寄せた代替品はちょうど6kgありました。

・・・いえ、ダンベルじゃありません。クルマの部品です。

エンジンで発生した動力はオートマチックトランスミッション(AT)に伝わります。下の写真はクルマの右前から撮影したもの。中央に写っているのがエンジン(M113Komp)。その後方に少し暗いですがAT(722.6)が直結されています。

さらに後方を覗き込むとトランスファーケースが見えます。トランスファーケースからは3本のプロペラシャフトが出ています(うち1本は向こう側なので写っていません)。

ATから出力された動力はPro-Shaft1を介してトランスファーケースに伝わります。トランスファーケースにはH/Lを切り替えるトランスファーとセンターデフが内蔵されており、Pro-Shaft2とPro-Shaft3(トランスファーケースの向こう側に生えているので見えません)によって、動力はさらに前後のデフに伝えられます。

問題だったのはこのPro-Shaft1です。

プロペラシャフトを固定していた8本のボルトを外し、トランスファーケースも6本のボルトを緩めて少しずらすとシャフトが外れます。外した後はこんな感じ(写真中央の青いところ)。

ここにシャフトのアタマが噛み込む仕組みになっている訳ですね。AT側も全く同じです。最初は結束バンドで留められているこのカバーを外して取り付けるのかと思っていましたが、そうではありませんでした。

あとは同じ手順でボルトを締め、トランスファーケースも戻して作業完了!

取り外したパーツをあらためて点検。シャフトが折れたりはしていませんが、後ろ側(トランスファー側)のジョイントが固着していて全く動かなくなっていました。

両側ともいわゆるCVジョイント(Constant Velocity Joint)というしくみで、本来はここが 前後左右に自由に折れ動くことでATとトランスファーケースの間の上下の動きを吸収しながら回転して動力を伝えるのですが、今回はここが固着し異音やジャダーの原因になっていたということですね。

ちなみに、今回のパーツは純正品ではなく、米国の工場で生産されているレプリカ品です。

【純正品】
 ・型番:463-410-0802
 ・価格:302,300円+消費税30,230円=332,530円
 ・工賃:15,000円+消費税1,500円=16,500円
 ・合計:349,030円

【レプリカ品】
 ・型番:DSMG325
 ・価格:25,760円(送料、税、輸入チャージ込)
 ・工賃:22,000円+消費税2,200円=24,200円
 ・合計:48,920円

いつもお世話になっているショップでは、工賃1.5倍で持込対応もしてくれるので助かります。それでも支払金額、ちょうど7倍!

ただ、ここまで価格差があると強度・耐久性が心配です。エアサスが鬼門の前車ジャガーXJR(X350)でも、その交換にあたりやはり米国製のレプリカを考えましたが、こちらは国内でも結構試した人がいてあまり評判も良くなかったので見送りました。

しかし、こういうときSNSはほんと助かりますね〜。多くのゲレンデ仲間やショップさんにアドバイスをいただきました。国内ではレプリカの情報がほとんどないのですが、facebookで海外のグループにも入っていたので、そこでもいろいろ経験談を聞かせてもらいました(Google先生、翻訳ありがとうございます(笑))。

相当悩みましたが、実際にこれを使っている人たちの評判も悪くないし、万一故障してもその構造上、他のパーツにはダメージを与えにくそうだし、もしすぐダメになっても金額的にはあと6回交換できる訳だし(笑)・・・と考え、覚悟を決めて発注。

交換以降数十キロ走りましたが、今のところ異常なし。気になっていた異音も全て解消。全開走行も試しましたが、なんか加速も良くなりました。今まではありませんがESPオンでもホイルスピン。ESPのコンピュータもびっくり?やはりこのパーツでトラクションのロスが発生していたのかもしれません。

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