【福島県】好間炭鉱専用鉄道好間線

1月7日、福島県いわき市にあった「好間炭鉱専用鉄道好間線」の廃線跡を探索しました。1908年(明治41年)に開設された石炭運搬線ですが、1969年の炭鉱閉山に伴い運行休止ののち、1972年に正式に廃止となりました。

1949年~1953年頃の地図と比較します。右下を斜めに横切るのが常磐線。「つづら」駅を中心にいくつか伸びる路線が見えます。今回のターゲットは一番右の路線です。

長男が鉄ヲタのくせに青春18きっぷを使い切れずに2回分も余らせてしまったので、やむなく列車移動。

シラフで長距離列車は乗れないので、やむなく往復グリーン車(笑)。

いつも小田急線・千代田線を使って都内に通勤していますが、降りずにそのまま乗っていくと常磐線に乗り入れます。列車の行先アナウンスとしては聞きなれた柏や我孫子、取手も通り過ぎ、さらに進みます。

途中、水戸で乗り換えてさらに北上。降りたのは福島県。いわき駅のひとつ前、内郷駅(旧綴(つづら)駅)です。自宅の最寄り駅と線路一本でつながっていると思うと不思議な感じがします。

地元の方には失礼ながらもう少しひなびた田舎だと期待していたのですが、列車も10両編成、普通に住宅の立ち並ぶ都会でちょっと残念(?)。

駅の跨線橋からいわき方面。左側には新しい邸宅が並んでいます。

駅周辺を1974年頃の空中写真と比較すると、どうやらこのあたりは昔、引込線や車庫のあった場所のようです。


廃線跡探索に行くと、最近なぜかいつも線路を歩くネコちゃんに遭遇します。今回も・・・!

今回の探索範囲を赤線で示します。本当はこの先にこの廃線跡の主役となる橋梁があったりするのですが、残念ながら今回は電車の時間があるので断念。

ショッピングセンターの裏手で分岐した廃線跡は、左にカーブしていきます。手前の扇型の空き地やスポーツクラブ「ジョイフィットいわき内郷」さんの変わった形の駐車場にその名残があります。

跨線橋横にあった空き地には実際にはもう住宅が立ち並んでいますが、まだちょっと名残がありました。

ジョイフィットさんの駐車場を通り抜けた廃線跡は・・・

道路を斜めにクロスして花かつみさんの右側に進入し・・・

中華キッチン茉莉花さんのところで再び道路とクロス。昼ご飯を食べていなかったので立ち寄ってみたかったのですが、残念ながらお休みでした。

この先はようやく廃線跡らしい雰囲気になっていきます。立入禁止なので迂回すると・・・

その先は築堤となっていました。写真真ん中にはレンガ造りの橋脚が見えます。

細い水路を渡る橋梁の跡ですが、レンガ造りでとても立派です。


築堤に上って内郷方面を振り返ってみました。

それにしても立派な築堤ですね。

築堤はところどころ道路に切り崩されています。昔は踏切だったのでしょうか。

その先を進むと・・・

竹藪の間に見えてきたのは・・・

鬼塚第一隧道です。





レンガの積み方が丁寧で美しい。いい仕事してますねぇ・・・いや、素人なので判りませんけど(笑)。

トンネルの開通から今年でもう111年。入り口に近い部分の天井には大きなクラックが走っていますし、レンガもあちこちで歯抜けが生じています。さすがにちょっと危険ですね。

ちょっと手ぶれしてしまいましたが、レンガの積み方。長辺を外に出している段と短辺を外に出している段があります。親不知隧道などは天井と横壁で違う積み方をしていたりしましたが、ここの積み方はまた違います。何か意図があるのでしょうか?

残念ながら帰りの電車があるのでこの先の探索は断念し、ここでUターン。

築堤のそばにはかなり年季の入った住居がありました。1軒1軒から伸びる煙突がちょっとカッコいい。廃線前からあったと思われますが、炭鉱や専用鉄道の関係者の住まいだったのでしょうか。

帰りもグリーン車でもう一杯(笑)。

さらにロマンスカーでもう一杯(笑)。

17,000歩近く歩きましたが、列車だと肝臓にはあまりよくなさそうです(笑)。

ちなみにもう1回分余っていた18きっぷは10日が使用期限でしたが、9日に某ネットオークションで売却しました。
それにしてもせめて橋梁までは行きたかったなぁ。機会を見つけてあらためて訪れたいと思います。

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