2022年に交換・装着した中国製のレプリカ品ですが、結局2年でブーツ破損とかすかな異音・ジャダーが発生。
純正はかなりの高額なので、またレプリカ品を使うという選択肢もあった訳ですが、ちょうど父が亡くなって多忙を極め、海外から取り寄せる時間もなかったため、今回は純正パーツを使用することにしました。
前回の「まとめ」を更新してみます。純正品、米国製レプリカ品、中国製レプリカ品の比較です。果たしてどれが一番おトクなのか・・・?
我が家のゲレンデのATプロペラシャフトの修理・交換歴は以下の通り。
①2018/12/20 127,851km 純正(🇩🇪製)のブーツのみ交換
②2021/05/08 150,238km レプリカ(🇺🇸製)に交換(詳細はこちら)
③2022/12/15 169,455km レプリカ(🇨🇳製)に交換(詳細はこちら)
④2024/12/29 192,921km 純正(🇩🇪製)に交換
今回昇天した中国製レプリカは、24ヶ月・23,476km使えたことになります。
また、純正品は前回見積額(税込)332,530円から402,160円に、工賃も16,500円から24,200円に値上がりしていました。ブーツ交換(キットの部品代や作業費)は新たな見積もりは取っていないので以前の実績額で計算します。
このプロペラシャフト自体は、等速ジョイントと呼ばれるメジャーな仕組みなのでレプリカでもちゃんと使えるものが多いと思うのですが、ゲレンデの場合は2.5tの車重とAMGのパワーに耐える強度が必要なのと・・・これは他車種でも同様だと思いますが、やはりこのブーツが鬼門。純正もレプリカも早かれ遅かれここが破れ、グリースが流出して異物が混入し、異音やジャダーが出始めます。
中でもこの写真の中国製のレプリカが一番ド派手に破れました(笑)
ちなみに、純正品の場合はブーツだけの交換キットがありますが、このキット、レプリカ品には使えませんでした。サイズが異なるようです。
ここからは私見です。
※レプリカ品の利用はご自身の判断でお願いします。
純正は1回、レプリカ品は2回ダメになりましたが、いずれも突然不動になる訳ではなく、少しずつ異音やジャダーが出るところから始まるので、特性を理解し適切なタイミングで交換していけば、安全面でもそれほど問題はないように思えます。
13年13万キロをノントラブルで走れた純正を使うのがもちろん安心ですが、今や部品だけで40万円超。他の修理とも重なってさらに高額になるとか、純正品・OEM品が欠品だとかいった場合に、代替やつなぎとしてレプリカ品を選ぶのはアリだと思います。
ただし、レプリカ品は基本的に保証はないことが多いし、保証があっても、海外から取り寄せたものを現地へ着払いで送ることは事実上できないので、そこは注意が必要ですね。
今回の車検費用は、このプロペラシャフト交換を含め、総額68万円でした。
作業内容や費用の詳細は、整備&カスタムの全記録をご覧ください。
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